北海道の制御屋です。PLC/HMI(MITSUBISHI,OMRON,KEYENCE and OTHERS) 全国何処へでも伺います。

For – Nextやサブルーチンは使いますか?

繰り返し同じ事を行う処理に使われるFor-Nextのループですが、便利な一方で仕様に難があり私は積極的に使用しない派です。以下にメリットとデメリットを挙げてみました。

使うメリット

  • プログラムステップ数が圧倒的に減る
  • コピペ→デバイスだけ変更の不毛な制作時間が圧倒的に減る
  • インデックスや間接指定の仕組みがわかれば割りと難易度が低い

個人的な印象ですがFor – Nextのループ処理やサブルーチン処理を行うラダーを書く方はIT関連にも強い方だと推測しています。いわゆる「ソフト屋」さんの部類ですね。彼らは面倒くさいのは嫌いなので効率を求めるように思います。

使うデメリット

  • コイルが検索できない
  • コイルがクロスリファレンスに引っかからない
  • デバイス配置がギュウギュウの時に追加改造しづらい

このループの塊でステップ数を節約してグレードの低いCPUを選択していた設備に遭遇したことがあります。残りステップ数は数100で最後の頼みとRUN中書込ステップを削ろうとしましたが、しっかりそこも節約されていました。現状設備に1ライン追加のご依頼だったのですがCPU変更を余儀なくされた覚えがあります。

時と場合によるでしょうが、個人的には見やすさやわかり易さを優先させFor – Nextループやサブルーチンは使用を控えたいと思っています。

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