北海道の制御屋です。PLC/HMI(MITSUBISHI,OMRON,KEYENCE and OTHERS) 全国何処へでも伺います。

ウチのルールその2

こちらの記事からの続きです

IOコメントは全て書く

乗算命令などでは演算結果が2ワードや4ワードになったりします。ラダーを作りながらだと先頭のデバイスにしかコメントを入れられなかったりしますので、予め専有ワード分のコメントを入力するようにしています。インデックスを使ってループ処理する場合も先にエクセルなどで回すループの回数に応じたデバイスコメントを作って編集ソフトのコメントに書き込んでからラダーを制作するようにしています。

スケール変換などは浮動小数点で行う

スケール変換や条件に基づいた計算式をPLCで処理する場合は係数を全て浮動小数点化してから演算を行うようにしています。単位や乗数を合わせるために乗算したり除算したりする手間が省ける上に電卓や表計算で検算が出来ます。

用途を限定したデバイスエリアを設ける

アナログユニットのデジタル入力値や積算値などこの機能はこのデバイスを使用するというルールを設けています。回路も標準化出来るし、途中で「しまった!このエリアは別用途で使用済みだった!」なんて事は皆無です。

FF命令は使用しない

FF命令は一見便利なように感じますが、非常停止などの条件によってモードを切換えなければならない場合、別にリセット回路が必要になり可読性が悪くなります。こういう場合は入力をパルス化してモーメンタリ入力をオルタネイト処理する回路を使います。自己保持を形成するインターロックがOFFした時に保持が解けるようにする方がわかりやすいと感じています。

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