北海道の制御屋です。PLC/HMI(MITSUBISHI,OMRON,KEYENCE and OTHERS) 全国何処へでも伺います。

プログラム容量

PLC屋さんについて回るのがCPUが持っているプログラム容量の範囲内で完結させなければならないという事柄があります。これって高級言語使いの方々には「?」って部分ではないかなと思います。

お客様はCPUの容量なんてわかるはずがありませんから、そこは打ち合わせなり仕様を検討して使用するCPUのランクを決定する事になります。CPUのランクで見積価格は大きく変わってくるのでなるべく低く押さえたいのが営業側の考え方、対して我々は如何に楽出来るかという観点でCPUを選択肢たりします。

例えばKEYENCEのKV-Nanoや三菱電機のFXシリーズなどはコンパクトで非常に優れたPLCだと思います。しかしシミュレーションしながらラダーの変更を行うことが出来なかったりと上位機種では可能なことが下位機種で出来なかったりします。プログラム容量も下位機種は低めに設定されていることが多いですね。

出るコストを抑えたいのは十分に理解していますが、目に見えるハードウェアの金額だけではなくソフトウェアを作り調整する時間もトータルで見て欲しいですね。プログラム容量を減らすために可読性を犠牲にしたり、ステップを削られる箇所は無いかと回路を再検討したりしていては本末転倒だと思うのです。

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