FL-Netはマルチベンダーオープンネットワークを謳うだけあって異なるメーカーのPLC通しをコモンメモリという領域を使ってやり取りすることが出来るネットワークです。その登場は2004年ですから相当に枯れています。大量のデータを高速にやり取りできるしパラメータの設定だけで簡単に接続できますね。実際に富士電機のMICREX-SXと三菱電機iQ-Rで簡単に接続できました。
サイクリックで多数のコントローラが高速に接続できるというのはメリットが非常に大きいと思います。FL-Netを使用する場合、私は三菱電機製を使うことが多いのですが、iQ-RになってからMEEが作っているようで別途プロファイルをダウンロードしなければGXW3で設定することが出来ません。
FL-Netは素晴らしい機能を持っているのですが残念なことに日本固有の規格です。仕様にFL-Netを謳うのもやはりお堅い業種が多いです。安心して使い続けているうちに井の中の蛙になってしまわないか心配です。