10年の進化って凄いと同時に…
SAAT NETIZENにご用心
私がPLCに触れた当初は師匠的な存在は居なくて、現場で泣きながら必死にマニュアル読んで、試して、時にはぶつけて(笑)色々な人に叩かれながら励まされながら成長してきました。今は学ぼうと思えばスクール的なものもあるようですね。でもやはり力をつけるには「現場」かなと思います。
もう一つは他人が作ったラダーを読むことですね。幸い私は「前回はこんな感じだったので今回用にアレンジして欲しい」とか「下地はこれなので現場の状況に合わせて立ち上げてきて欲しい」といった依頼が多く、時には「作った人がもう居ないが改造を頼みたい」といった他人が作成したラダーに触れることが多いほうだと思います。
PLCソフトって本当に千差万別というか良くも悪くも制作者の個性が溢れています。中には大元のメーカーから「これを使えば動く」からとFor-Nextとサブルーチンの嵐のようなプログラムをずっと継承しているようなもの(当然コメントなどは無いです)もあったりします。
これらのソフトを読み解く作業は「かなりの力がつく修行」になります。
OMRONやKEYENCEはコメントが付いてくるのでまだマシですが、三菱ではコメントが付いてくることは稀ですし、ユニットの型式が入っていないこともよくあります。それを何とか読み解き、シミュレーションを重ねて動作を把握していきます。
同じ社内でPLC関連の技術者が居る方は先輩や同僚の作ったプログラムを解析してみるのはいかがでしょうか?回路の意図が分からなくてもすぐ側に聞ける人が居るのであれば、それは最高の学習環境だと思うのです。