Roboticsware社のFA-Panelを色々といじっています。久しぶりに触った感想を書いてみましょうか。
このSCADAソフトを触り始めたのは10年ほど前になります。有志と会社を立ち上げて最初の仕事でM-System技研のSCADALINX Proを納める案件があったのですが、誰も触ったことがなく私が担当することになりました。マニュアルを読みチュ-トリアルを探りどうにかこうにか形を作り上げることが出来ました。千個以上のタグを登録するところから始まり、コントロ-ルとのバインドを設定してチョットしたスクリプトも組み込みました。
今考えればよく頑張ったなと思います。
その後、特に大きな問題もなく稼働を続けてくれていますが仕事が忙しくなったりでSCADAは外部の業者さんにお願いすることが多くなりました。そんな中、ちょっとしたキッカケでSCADAシステムを一から構築するプロジェクトが始まり同じエンジンなのだからとFA-Panelを採用することにしたのですがその進化に驚きました。嬉々として開発に取り組んでいたのですが、結局そのプロジェクトは頓挫してしまうことになりお蔵入りになりました。
現在は中央監視を専門に行う業者さんが居る手前、大々的にアピ-ルはしていませんが、ボチボチと手掛けています。10年前と比べるとすこぶる立ち上げやすくなりました。サンプルからオブジェクトをコピ-してきてプロパティ-をいじるだけでそれっぽいシステムは出来上がります。
10年前はプロパティ-に色々と数式を仕込んでいましたが、その部分はいわゆる「設定作業」で全て行うことが出来るようになっています。いわば「部品」として作業できるようになっているんですね。誰でも簡単には大げさですが、チョット知っている人ならそんなに苦労せず組み上げる事ができるようになっていると感じます。
前にも書きましたがソフトウェアファ-ストそしてソフトウェアの部品化の加速度が早まっています。日本のメ-カ-さんも色々と動いてくるのではないでしょうか?その時に慌てないように準備していかなくてはならないと感じます。